2011年5月31日火曜日


植物と季節




アップすると....



いつもなら6月頃、梅雨入り近くに咲き始める「シャガ」。
今年はどうしたことか、5月中旬から咲き始めすでに満開状態を見せている。
「寒い」と思っていたのは人間だけで、
植物には「あっしには関係ありません」ということだったのか...。

台風は秋に来るものだと思い、
雷は夕立同様夏に鳴ると思っていた昔だったのに、
おとといの台風のニュース。
温帯低気圧に変わりつつも強風と雨に見舞われた。
「台風一過」の朝はまさしく沢山の木の枝や葉っぱが散乱し、
地面も静かに苦笑いしていた。

騒がれている「気候変動」
もはや日常的に当たり前のことになっているような気がする。
(各地の「梅雨入り」が早いという)
冬に雷も珍しくなくなり、4日前にはついに蝉の鳴き声を聞いたのだから。
鳴き声は30秒ほど続いた後、ぴたっと止み静まり返ったのだが。
勘違いしたのか、or せっかちなセミなのか....





エビネ






こちらは希少種の「銀欄」
年々少しずつ円を描くように増えています。




2011年5月26日木曜日


現代版ミヤザワケンジ?(失礼・・・)




夏至までが大好きなシーズン。
何と言っても明るい時間が長いので、
仕事が終わってからも『仕事』ができる...。
しかし、敵は周囲に沢山いて、夕方以降は吸血系の虫が
「待ってましたぁ!」とばかり集まって来る。
ブヨにヤブ蚊にアブ。おまけは1mm サイズの厄介な「糠蚊」。
集中的に顔を目がけてやって来る。
白旗を上げたくなるけれど「ガマン」。
ネットは少し暗いけれど、お助けグッズです。

「雨にもマケズ」で有名な宮澤賢治は、小岩井農場周辺を散歩したり
岩手山へ登山したり、ナチュラリストの一面ものぞかせている。

「一緒に正しい力を併せ  われらのすべての田園と  われらのすべての生活を
一つのおおきな 第四次元の芸術に 創りあげようではないか....」

虫にもマケズ、腰の痛みにもマケズ、収穫を夢見ることにしたい。

2011年5月25日水曜日


主役と脇役




木の下にグランドカバーのように沢山咲いているマイヅルソウ。
なぜか、中にフキの葉が1枚...排除されることなく溶け込んでいる。


「春の目覚め」は、次から次へと日々新しい展開を見せて飽きさせない。
野山に咲く花は、自然の中で自生し自ら子孫を増やしているが、
年ごとに株が大きくなっていたり、
地中で広く根を伸ばしテリトリー?以外にも浸食していたりする。
光を好むものがある一方、日陰が気に入っているものとさまざまで、
「ないものねだり」で買った植物や、知り合いから頂いた山野草も、
いつの間にやら「大家族」に成長して春のにぎわいを見せている。


この4、5日間の写真....。



「エンレイ草」



延齢草と記すので長寿っぽいイメージで覚えてしまった。白とエンジ色がある。





盛岡市のNさんから頂いた「クマガイソウ」竹林のように地下茎で根を伸ばし、随分増えた。

「チゴユリ」


木の下に群生する「稚児ユリ」は名前の通り。
近くで見るとユリの花のミニチュア版。いつも下を向いている。


「バイモユリ」



漢字で表すと「貝母ユリ」これもユリ科で下を向いて咲く。




「利休梅」
利休が最後に愛した花....と、かつて聞いて覚えたが全く関係ないらしい。
でも、どことなく歴史観とロマンがあるようで、それもいいかと。
香りもいいし...(関係ない?)


どれが主役か脇役なのか分からないくらいの植物と木花たち。
春の短い期間に咲いたかと思う間もなく散ってしまう。
知らない植物でも、それぞれを画像として記録できる今は後で図鑑と照合し
名前もしっかり覚えることができるけれど、
遥か昔、果たして人はどうしていたのだろうかと想像してしまう。
名前をつけた人が「意味」を必要としていたのもしれない。
人に伝えるために....。


一瞬で散りゆく花に対し、
負けじと触手を伸ばす枝先の葉は秋までの長い時間をそこで費やし、酸素を供給してくれる。
鳥たちが毎朝来る 光景もしばらく続く。

平和で、申し訳ないような気分に少しなってしまう.....。

2011年5月20日金曜日


薪運搬車




ここでの『三種の神器』@きこり編 と言えば、
❶チェーンソー ❷斧 ❸運搬車
冬から春にかけ、立ち枯れした木をチェーンソーで切り倒し運ぶ作業は相当労力がいる。
以前は、倒した木をその場で割り、一輪車で運ぶことの繰り返しを
数えるのもイヤになるくらいして、薪の確保に努めていたけれど(ごくろうさま)、
運搬車が来てから、労働の軽減になって助かっている(ありがとう)。
Yの薪小屋づくりも少しずつ進んで、第3ステージにさしかかってきている(らしい)。
材料を運ぶのも、運搬車でスイスイだとか。
積載最大重量450kg。頼もしいクルマです(車検は不要)。




山の恵み




「山菜あげるから取りさこい!」
朝早く、近くのHさんから電話が入った。
畑仕事のエキスパートで、土の上にいるのが一番良いと
言う、花を育てるのも上手なネィティブウーマン。
毎年その時期になると山菜や野菜をいただく。
ウドは早速ピクルスに、
ウルイの葉はミートボールを包んでトマトソースで煮込むことに。

2011年5月17日火曜日


今朝のこと。
ウラの畑に行く途中にある小屋の横に「何か」がいる!
図体がかなり大きいので最初は牛かと思いきや、何と、「日本カモシカ」。

(シャッターを押した瞬間移動を始め、頭が木の陰に入ってしまった。。)



(降りてゆくカモシカ 丁度真ん中あたりに....)



「ヤギ邸」と勝手に命名している小屋の中を(ヤギはいません)、
しばらく覗き込むようなしぐさをしている。
家の中から静かに見ていたのだが、ゆっくりと移動し道路と並行に歩いて去って行った。
これまでも6、7回以上は見ているのだが、春のカモシカは初めてだった。
夏毛に変わったばかりなのか、光を受けてシルバーグレーの色も鮮やかな姿で
春の新芽を食べに里山までちょっと散歩、という風にもとれる。
今まで見たことのない大きさのカモシカを見ることができ、ちょっと嬉しい。
(テンの事件もあったから....)

ここでまたシートンの話を思い出してしまう....。
「サンドヒル・スタッグ」と呼ばれている巨大なシカを射止めようとするシートン。
足跡を追いかけながら森の中でスタッグとばったり出くわし銃口を向けるが、
スタッグは危険を察知しているにも関わらず逃げようともしない。
その時。シートンはシカの声を心で聞くという場面がある。
聞くというか聞こえたのかもしれないが。
「お前は私を殺すのか?」という問い。

身じろぎもしないシカの存在は尊大で、
シートンは引き金にかけた手をおろしてしまう。
この「出会い」がさらに動物の研究に情熱を傾けることになる...という話。

カナダの森とウチの敷地ではモチロン比較にはならないが、
生きものたちにとっての環境を考える機会は以前よりはるかに多く、
常に教えられている。

自然の中で人が「優位性」を抱くなどと言うことは全くないなぁと思う。

それにしても今朝見たカモシカ、
また出会う可能性は....ないでしょうね。

2011年5月16日月曜日


花の命は短くて〜♫♩




主役は桜から他の花へとバトンタッチを見せている。
道の脇から垂れ下がるように咲くユキヤナギは、
おぼろ花のように控えめでやわらかく、ムスカリは、
形が西洋のツクシのように小さいけれど、凛と咲く紫色には気品がある。
暫くは「百花繚乱」(これは古い言葉?)の季節の中にいることができる幸せに感謝...。

平年より寒いと思ってたけれど、咲く時期が来ると気づかぬ間に花は咲き、
木々の葉もいっきに出始めている。 何と早い!
新芽から出る葉はとても鮮やかで、柔らかい色をしている。
背の低い木からゆっくり葉を開き、すっかり出そろったところで高い木の葉が開く。
つまり、低いところに最初に光が差し、高い方はその順番を待つということだろう。
ワタシたちが知らなくても無言のままに展開する自然の法則だ。





ウラの畑もあっという間に緑の季節へ......。




2011年5月13日金曜日


たかが種、されど種




遅まきながら種まきの季節がやって来た。
写真は一見イタリアのガイドブックの表紙のように見えるが「野口種苗店」で出している種。
量販店で売られているものとは少し違い、固定種のもの。


種、と言うとよく聞く『F1』の種、実体は数年前まであまり知らないでいた。
(種は種じゃないの?と思っていた頃は、
畑仕事も知らなかったわけだから大きな事は言えないが...。)
例えば、
生育が旺盛で大きさも風味も均一、
大量生産もしやすいなど一見良い事ずくめのようだが、
人口的に交配させつくった雑種の1代目を『F1』と言うそうで、
その種を植えて収穫したものからとった種は.....
親の種とは異なる性質が現れる=自家採取ではうまくいかない=
毎年種を買うことになる.....。


ということを知ってから、たかが種ではないということを学び向き合い方が少し変わった。
今や「種子戦争」なるものも世界では静かに始まっていることも耳にするくらいだから
種さまさまだ。


固定種の種とは、
何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、
遺伝的に安定している品種で地域の気候や風土に適応したものを言うそうだ。
『在来種』と言った方がピンと来る。
何より良いのは自家採取できることが最大の利点なので、
自給できる野菜としてたのもしい。


ウラの畑の今









もののあはれ




家の前にある山桜は背が高く、見上げないと咲いていることに気づかない時がある。
風と共に散り始めてから気づくこともあるが、
流れるように飛んで散ってゆく桜吹雪は、はかないだけに美しい。





日常は、朝起きてから寝るまで殆どルーティンワークのごとく決まっている。
その間に仕事があったり、人との出会いがあったり移動したり、
あっという間に時間が過ぎてゆく。
忙しくしていると視野が狭くなっているナ、と思うことも度々
(しょっちゅう?)あるし、
そういう時は、仕事まで雑になるような気がして「気分転換」をはかろうと
外をウロウロ一周したりもする....。動物的本能からか??


そんなこんなで忙しい日々が過ぎた朝のこと。
ポストの新聞を取りにいこうとして外に出たら、上からひらひら毎落ちた桜の花びら....
散る花びらをながめながら、一瞬浮かんできた。

「もののあはれ」....

いつの時代もそうであったように、
咲く花を愛で、鳥の声に耳を澄まし、思いを自然の中に合わせ見ようとする。
季節はまた巡ってきたことを実感するひとときだった。


五分咲き




岩手山の雪もやっと溶け出し、ウラの森から山桜とコブシの花が見える。
白と桃色のコントラストが控えめながら美しい...控えめだから美しい、か。


ウラの森の開墾を始めたのは丁度3年前の今頃の時期。
人の手も入らず薮だらけ、生い茂る幽霊森のようだったが
バッコンし少しずつ手を入れてきた。
それまでは、コブシの花も山桜の桃色の存在も知らずにいたが、
春になり、満開に咲く両者は、背景の岩手山と静かに調和していた。
新緑の季節は、すぐそこまで来ているのだよ、と言いたげに。

2011年5月9日月曜日


もののあはれ





家の前にある山桜は背が高く、見上げないと咲いていることに気づかない時がある。
風と共に散り始めてから気づくこともあるが、
流れるように飛んで散ってゆく桜吹雪は、はかないだけに美しい。





日常は、朝起きてから寝るまで殆どルーティンワークのごとく決まっている。
その間に仕事があったり、人との出会いがあったり移動したり、
あっという間に時間が過ぎてゆく。
忙しくしていると視野が狭くなっているナ、
と思うことも度々(しょっちゅう?)あるし、
そういう時は、仕事まで雑になるような気がして「気分転換」をはかろうと
外をウロウロ一周したりもする....。動物的本能?が目覚めるのか、
そうやってどこかでバランスを取ろうとしているのかもしれない。
無意識ながら...


そんなこんなで忙しい日々が過ぎた朝のこと。
ポストの新聞を取りにいこうとして外に出たら、
上からひらひら毎落ちた桜の花びら....
散る花びらをながめながら、一瞬浮かんできた。

「もののあはれ」....

いつの時代もそうであったように、
春の花を愛で、鳥の声を聞き、想いを自然の中にも合わせ見ようとする。
(ちなみに鶯の初鳴きを聞いたのは4月13日だったね)
桜の散るさまに、季節はまた巡ってきたことを実感する朝だった。


五分咲き




岩手山の雪もやっと溶け出し、ウラの森から山桜とコブシの花が見える。
白と桃色のコントラストが控えめながら美しい...控えめだから美しい、か。


ウラの森の開墾を始めたのは丁度3年前の今頃の時期。
人の手も入らず薮だらけ、
生い茂る幽霊森のようだったがバッコンし少しずつ手を入れてきた。
それまでは、コブシの花も山桜の桃色の存在も知らずにいたが、
春になり、満開に咲く両者は、背景の岩手山と静かに調和していた。
新緑の季節は、すぐそこまで来ているのだよ、と言いたげに。

2011年5月7日土曜日


久しぶりの「ティラミス」!



気がついたらもう5月。
毎日すっきり晴れず肌寒く、桜の開花も少し遅れてたけれど、
今年のGWも静かに去ろうとしている。


ん?ゴールデンウィーク?
直訳すると「黄金週間?」...と考えたらふとおかしくなった。
おかしいと思う人はいないだろうし、「黄金...」と言う人もいない。
おそらく。
でも、無意識に使っている言葉も、成り立ちや由来を考えると
おもしろいものがあることに気づく。

で、イタリアの「ティラミス」。
チーズケーキが古参なら、ティラミスは比較的新しいかもしれないけれど
極めてポピュラーなスィーツになっていることは間違いない。
「私を元気づけて」とか「引っ張り上げて」という意味らしいが、
ケーキ屋さんは和訳した文では表示しないでしょう...。

「元気づけて」を3個下さ~い。などと言ったらお互い笑顔でのやりとりになって、
それも楽しいかもしれないけれど。


SoiLのデザート、季節感を考えて作ることが多いし、
来て下さる方に喜んでいただくのが何より。
そういう意味で、桜のシフォンケーキは美味しく焼けたけれど
写真に残さず食べてしまった...。

次は柑橘系で行こう!
(冬に貯金してある「伊予かん」の出番かも)