2012年3月31日土曜日


譲れないもの




今日は雨。
気温が低くなかなか溶けなかった雪も、たった一日の雨でいっきに
洗い流されている。
普段は静かなウチの前の道路脇側溝は、勢いあまって雪解け水がは み出した。
6月の雨ならわかるけれど、3月の雨は名残り雪とともにやって来る。
凍って膨張していた土が顔を出し、「やれやれようやく春?」と言 いたげな.....。


モノの品質を例える場合、ピンからキリまで...と言う事がよ くあるが、
例えばナイフや工具などに関しては、本当にピンとキリでは使用感 が違う。
予算と相談しながら買うしかないけれど、「まぁいいか」と妥協し て買った工具は
結局早くダメになり、また買うはめになる。繰り返すこと3回で、
最初からピンを買っていたらこういう事にはならなかったのに、と
学習するのだが、
いわゆる「安物買いの銭失い」というケースだ。
買った後に捨てる分けにもいかず、道具箱の中でゴロゴロしている。


ピンとキリは調味料の世界でも同じで、買う時の基準をどこに置く か迷うことがよくある。
そんな優柔不断を自負するワタシでも、ビネガーとオリーブオイル に関しては譲れない。
味に違いがはっきり出て来るのだから不思議だ。





そうだった。塩も追加しておこう。
ワインビネガー+エキストラバージンオイル+塩、ただそれだけ。
シンプルなほど、素材が引き立つ、ワタシにとっての「3種の何とか」。

明日から4月。
雪がすっかりなくなるまで後何日かかるのだろう...。

2012年3月26日月曜日


架空の春?




春が近づいてきたと思いきや、また雪に見舞われ、
なかなか春に手が届かないでいる。


出かけた花屋さんの一角。花は季節を先どりし、店頭は春一色だった。
住んでいる地域柄、春から秋まではあまり花を買うこともないけれど、
今の季節は特別。
白一色の冬景色にも疲れてきて、気分も一新したいのか明るい花に
目が行ってしまう。


原色図鑑で見るような鮮やかな色は、
外の雪と一見アンバランスなように見える。
けれど、中間トーンのテーブルの上で咲く花は、目に春を運んでくれ元気をいただける。
さて、原産地は地中海沿岸だと言う「アネモネ」。
最近は比較的どこでも目にするようになった。
それにしても、外で見ることができる季節が来るころが待ち遠しい......
いつかなぁ~~。



仕事場




例年通り?ガス周りの大掃除をしている。
磨いて、磨いて....また磨く。
気づくとゴム手袋には穴が空き、
顔には重曹クレンザーの泡が飛んでいた.(泣)

2012年3月18日日曜日


旅の途中




去年の今頃、何をしていただろうか?
チャボの子どもたちもすっかり大きくなり、少しずつ貫禄が出始めた頃だったな...
3.11の東日本地震から1週間経過し、
新聞紙面は原発事故も含め、被災者や避難者の情報が殆どで、重かった。

「復興元年」と言われる今年.....
未だ行方不明のままの家族を探す方たちがいて、
仮設住宅で暮らす方たち、家族と離れ、二重の生活をしている方たちもいて、
この1年の長さは、もっと違うものだったかもしれない。


この町にも「みなし仮設」で暮らしている方たちがいて、話しを聞く機会があった。
「忘れたくない部分と忘れたい部分が共存している」、と。
日々を受容しながら生きている。

そんな話しを聞きながら、

人生は旅だとアンデルセンも言ってたけれど、そうなんだろうか....
いつもワタシたちは「旅の途中」にいる。

北か南かどちらへ行こうかと、迷いながらも進んでゆく。
試行錯誤しながらもパッチワークのごとく、つなげながら考える。
そういう繰り返しが人生なのかもしれないと、ふと思う。


2012年3月4日日曜日





3月に入り、朝はまだ冷え込みながらもお日様まぶしく「春だよ」と告げている。
厳しい寒さも少しずつ遠のいているのが分かると、やれやれ... だ。







和菓子屋さんの店先に並ぶ、色とりどりの茶菓子。
梅の花や鶯に見立てたものや、菜の花を散らしたような鮮やかな”求肥”のお菓子。
実際には、花どころか、まだ芽吹いてもいない北国の春
(こんな歌 あったな)なのに、
お菓子の世界は季節を先取り、一足早くワタシたちを春に導いてくれるのだ。

それにしても、和菓子作りはまさに職人芸だといつも思う。
日本人は季節を愛でる、自然を愛でると言われるけれど、
椿の花や山に咲くコブシの花などを菓子に見立てるセンスは
日本な らでは、と感心する。


盛岡市に、和菓子づくりの匠がいたと聞く。
目が不自由な方だったらしいが、手のひらで心の中に見える桃の花を
形どる。際立った感覚をお持ちだったのだろう。
その方は既に亡くなられて、後を継いだ方がその感覚も引き継 いでいる。


3月の和菓子...と言えば大好きな桜餅。
そろそろ卒業式 送別会 別れや旅立ちの季節だ。
節目の季節、でもあるわけで....。