2013年9月28日土曜日


里山に住む

















好天に恵まれる日が続き、稲刈りがあちこちで始まった。
田植えの春同様、青空の下で人もコンバインも活気づく。
第三者的には毎年同じように見えても、今年の稲は少し小ぶりと聞いた。
小さくても米に変わりはない、と思うけれど「食味」=ショクミ が異なるらしい。
呼応するように店先には「新米」ラベルの品々が並びにぎわいを見せている。
おにぎりやお赤飯、そして栗おこわ。米文化の日本デス。


こちらは里山からの恵みに奮闘中。
落下しまくる栗を無視できなくなり、収集しまくる数日間となった。
小さめかと思いきや、後発で落ちて来る栗は結構大きく拾い甲斐もあり、
思案した結果、大きめのを渋皮煮に、小さめのは茹でて栗ペーストを作ろうか、と。


















〈まだまだ道半ば。鬼皮剥きに疲れ気味〜〉



1、4kg、230個の栗の鬼皮を向く作業に半日かかり、
灰汁処理とシロップ煮と瓶詰めで、また半日かかってしまった。合計たっぷり1日?
忙しいとできない作業だが、目の前の山の恵みに感謝をしつつ
皮むき作業で手のひらと指がこわばる度、「面倒だぁ」と小言をつく。

そんな矛盾の後、仕上がった栗の味見や瓶詰めを眺めては小さな達成感を得るなんて
我ながら単純な生きモノだ。














重層を入れて灰汁抜きをする。
茹で溢しては水洗い。同様行程3回ほど繰り返し丁寧に筋を取る。忍耐、ニンタイ。
鍋の中は灰汁抜きでチョコレート色の湯に。いわゆるタンニンだ。何かに使えそう。


















〈3回繰り返し、渋みがなくなった状態かな?〉





〈こちらは7年ほど前に抜いた栗。保存。根が30センチ以上もあり!〉



ウラの森の沢沿いに大きな栗の木があることに気づいたのは、開墾を始めた年だ。
実生で育つ栗の木は、誰かが昔植えたのだろうが、樹齢80年は超えている木。
鬼皮を剥きながら「昔はどんな状況だったんだろう」。

瓶詰めまで含め2日がかりの作業だったが、
リンゴもそろそろ出始めた。栗も一緒にお菓子に使おう。


秋を迎え、葉が落ち始めるとウラの畑の遠い先にある岩手山も見えてくる。
気づかなければただ過ぎてゆくだけの日常に、
栗に向き合いながら、恵みがある里山に住んでいることを意識する。

選別した小さい栗は茹でてスプーンで中身をすくったけれど
ペーストにするのは明日以降に持ち越し・・・。
ゴールは遠いなぁ。











2013年9月23日月曜日


キリキリ バタバタ


夏の間グリーン一色だった周辺の木々の葉が少しずつ抜けてきて、
葉っぱを透過する光に誘われるように脱色が始まり、秋が動いている。
鰯雲と言われるような筋雲も、目立って多くなって来た。
それでも日中気温が少しでも上がると、セミの鳴き声が聞こえてくる。
まだ、そこにいたんだね・・・。


キリギリスとバッタは同じ昆虫だと、ずっと長い間思っていた時期がある。
イナダ→ワラサ→ブリと、成長に伴い呼称が変わる出世魚のように、そういうものだと思っていた。
人間なら幼児→青年→成人? 
どこかにラインをつけているような感覚で受け止めていた。

今日も畑の付近をピョンピョン跳びまわるエンマコオロギの集団を見つけたけれど、
作物(と呼べるほど収量はないが)への被害もなく、
コオロギの青空大合唱。自由きままな秋を満喫し幸せそう。











〈テーブルの上にて遊びに来た「ゾウムシ」を偶然発見 〉

キリキリする、と言うのは締め切りに追われて胃が痛くなるような状況。たまにあり。
バタバタするは、慌てふためいて音を立てて急いでいるような状況。 よくある。
今日はバタバタと忙しい1日だったけれど、朝起きて10分間だけウラの畑にて深呼吸。
雲一つない青空は抜けるように美しく、光一杯の朝だった。

その後待ってたバタバタに、朝の呼吸もどこか虫のように飛んでいくとは。。。

秋、進行中。
栗、落下中。

2013年9月20日金曜日


青い鳥はどこに

















〈一面にロイヤルブルーの実をつけたサワフタギ  〉


仕事の一つが今日終了し、少しホッとしている。
何気なく雑談をしている中で、「中秋の名月」の話が上がった。
昨夜は十五夜で、久しぶりに晴れた夜でもあり、満ちた月がことさら輝いて見えたそうだ。
花より団子。月見団子を食べ損なったことに気づくも too late。
ま、いいか。一晩二晩くらいならまだ丸い月を眺められるだろう。



青空の下を気持ち良さそうに飛んでいるカラスを見て、何故か「チルチルミチル」の話を思い出す。
貧しい家の兄妹2人が、幸せの象徴である青い鳥を探す旅に出る話。
結局最後に「青い鳥」は足下にあったことに気づく・・。
ごく当たり前の日常の中に幸せはあるのだ、と。












〈雄鶏も「青い鳥」の一部?〉

そうねぇ〜と首を振りつつ、一つ満たされ次も満たされたいと思うのがヒトの常。
あんぱんを食べてその時満たされても、今度はクリームパンも食べたいな、と。
そんな冗談を言ってる場合ではないけれど、
アオバトやドバトにキジバトと、いろんなハトがやって来るウラの森だ。

ある年の春先、窓をヤマバトに体当たりされ被害に遭ったこともついでに思い出したが、
さまざまな鳥の声を聞いて心穏やかになれるのなら、お安いことだとなるかもね。。



2013年9月16日月曜日


個性を生かす


















この3連休は台風etcで気象状況も不安定、交通機関にも影響が出たらしい。
雨の国、日本だ。


そんな悪天候の中、小岩井では恒例のクラフト市も開かれた。
仕事がら行けないワタシは話を聞くだけだったが、全国から100人近い「クラフトマン」が出展したとか。。
SoiLにも足を運んでいただき、感謝!♪


          〈ヤギのチーズに憧れてヤギを飼ったこともあるが・・〉

エダムにチェダー、ゴーダにカマンベール・・・と来ればご存知チーズの種類で
今やチーズも日本国内では遠い昔に「市民権」を得ている。
ピザやグラタンは学校給食でもメニューに載るし、フォンデュにデザートケーキはその次の展開かな。

料理のソースに時々用いるゴルゴンゾーラ。
世界の三大ブルーチーズの一つとも言われているが、青カビの独特の香りがすごく、
初めてその存在を知った時に「ギョッ!」としたことを思い出す。

フランスの山間のとある小さな村、チーズ店の前を通った時
プラスティックが溶けているような、牛舎の前に立っているような気分になった。
初めて見るものには、素直に子どものような反応が出てしまうが、好奇心先行で「試食」する。
その時には美味しいとは思えなく、遠ざかってしまった。
価格も高く、ディリーに食するものでもなく、どう調理していいのかも・・・わからなかった。

個性際立つゴルゴンに再会の機会が訪れたのは、ある方の本がきっかけだ。
味を引き出す鍵はハーブの一種、エストラゴンの酢漬け。
調理している間は、またあの独特の香りが先行し、キッチンが牛舎?と化すが楽しいプロセス。
赤出しの味噌のような味にもなる発見があったりで、発酵しているからかな?と分析したり。。。

良いなぁ~と思うものが、良くないなぁ~と反転する時があるように
逆に嫌だなぁ~と感じたものが、そうではなかったなぁ~と好転する時もある。
ゴルゴン。怪獣みたいに呼んでしまうが、この場合は後者のケースだった。
引き出す技術や知恵があれば、生かせることも教わった。

第一印象というものほど当てにならないものはない。

東北方面に北上する予定だった台風18号。
太平洋沖に逸れたようだが風が強まってきた今夜。
明日の朝は台風一過で、枝木と葉っぱが散乱していることだろう。





2013年9月9日月曜日




これが「ウニ」だったら・・





















「イガ」落ちの季節を迎えている。
1日24時間、降ってくるイガの数は24個で済むはずもなく、
一輪車と箒片手にぐるりと廻ればこの通り、満杯になってしまう。
春に満開の栗の花を見ていただけに、秋を迎えるのが怖かった(!)
栗の渋はしぶとく、白い石の上に落ちたら真っ黒に染まるくらいの威力があるのだ。

不安定な気候が当たり前のようになって来て、もう予測もつかないが、
今年の「秋の恵み」はとても少ないことに気づかされている。
ドングリや栗、とても小さく生きものたちの食糧も不足になるだろう。
あられのように降って来るドングリは、はかないくらいのサイズでリスも備蓄が大変だ。
栗の渋皮煮が作れるかどうか天候依存だが、
とっておき、最後のひと瓶に手をつけるのはもう少し待とう。



〈貴重なラストワン〉

「天に声あり、人をして語らむ」
空を見上げ、内なる声を自ら聞く?

2013年9月5日木曜日


こんな所に・・・

シルエットに見える黒い部分は・・・
実は茅葺きの屋根。
鳥が運んで来た種が茅の上に着床し、ちょっとした森になっている。
運ぶ、と言っても鳥が落としていく糞のことだが、
昔はあちこちで見受けられた自然の光景だ。



《オープン前の全体会•もっと野菜を食べよう•出展》

紫波のオガールで開催された「オーガニックフェスタ」
トマトの冷製スープとジェノベーゼのペーストを試食していただいた。
福本さんの農園フランスパンにジェノベーゼはとてもマッチし、
ドキドキしながらも「美味しい!」の一言に
前日仕込みの疲れが和らいだ。

季節に合った野菜はやっぱり旬で美味しい。
トマトもバジルもそろそろ終わりだが、冷凍したペーストで暫しの間は楽しめる。
「シトロン」小野寺さんの抹茶シフォンも美味しかったぁ!

いらした方たちとの会話の中からヒントもいただいた。
新たな糧、として心に留めておこう。



竜巻が発生したり、あちこちで突然の大雨など、気象情報が気になるが、
山の下に居座る雨雲よ
もう少し上昇してくれないかい?