2013年11月28日木曜日


秋に さようなら




            《4日前》


            《今日 / 28日》



待望の・・・でもないが、雪。地表一面白く染まる。
冬タイヤの交換はいつもギリギリで皆に笑われるが、今年も同様の感。
みぞれ混じりの雪の中「雪天決行」と、外の作業に追われ慌てふためく1日。

「年々秋が短くなっている」
誰が言ったか忘れてしまったけれど、
梅雨も明けないような夏のような秋がダラダラ続いて、いきなり冬になる。
過ぎ行く時間の加速度が年々更新されているような気がする。


鉢上げも急いでやったが、今年はカメムシが随分少ない事に気づいた。
あの特有の臭いは一度で沢山だが、いなくなればいないで気になるなんて・・。
いないと清々するはずなのに、「何故いない?」と探してしまうこの矛盾。
異変が起きているのか、秋の台風で一掃されたのか、と。
    






ウラの森を歩くとコナラやミズナラの子どもたちが。
小さくても紅葉し、木々の更新が確認できる。
悪いなぁ〜と思いながらも枝を切って水に挿す。
10日も前のこと。

緋色の葉は1週間以上かかって土色に。
それはそれで美しい。
今年最後の落葉だ。

《絵 /  上野あづさ さん》

2013年11月25日月曜日

「切り取る」

















あっという間の秋だったと、過去形で言ってもいいのだろう。
落葉もフィナーレ。明るくなったウラの畑から2038mの岩手山が良く見える。
清々とした青空に鳥の声も響き、数日前には白鳥の飛来も確認できた。
一線に飛ぶ勇姿の行方は御所湖。「また今年も来たよ」






一番大きな鍋で紅玉を煮る。
間隔を詰めてギュウギュウだが、こうして煮ると
形も崩れにくく並べやすい。

相性がいいのはやっぱりシナモン
もちろんレモンも入れるが、
一晩寝かせると更に味に深みが出て来る。

後は時間が調理をしてくれるなんて
上手いことを考えたものだ。
そしてくどいようだが「シナモン」の存在。
「ニッキ」とも「桂皮」とも。



遥か遠く彼方からやって来たような
気が遠くなるような昔からの香りを思う。



リンゴを切って、真ん中の赤いラインを残すワタシ流だが、
煮た後で、ロゼの色にほんのり染まる仕上がりが好きだから。
全部剥いてもいいのだが、小さな「こだわり」かもしれないなぁ。


人生を切り取ることはできないけれど
生きていく時に大切なことは何だろう、と本質的なことを考える。

黙々とした作業をする時の「習慣」になってしまった。いつものこと。




2013年11月20日水曜日



「トトロ」は「ウスタビガ」?






















スキー場のゲレンデにパウダーシュガーがかかった。
雲がどこまでかぶっているのか、雪なのか判別つかないが、「その日」は近い。
まだ鉢上げもできないでいるが、家の中にとりあえず避難させることにした。
これほど遅れている「秋仕舞い」は初めてだが
一定時間の確保が上手くいかないのは理由にならないか。

落葉も進んだ時分に目立つようになるのは写真の「ウスタビガ」。
注意して周囲を歩くと、
裸になった木々の枝先にぷらぷら下がっているのを見つけることができる。
「となりのトトロ」のモデルとなったものらしい(という説が多い)

細い糸が1本絡むように枝にぶら下がっているだけなのに
どんなに風が強くても落下しない。
繭は他にもあるけれど、編み出された造形美にはっとする。

クモの作る八角形のネットもそうだが、
蜂が作る精巧な正六角形巣の見事な形!
傘の骨はきっとクモの巣がヒントになっていて、
ハニカム構造の屈強さは、蜂の巣を研究したことから判明したのか。。
人が自然から教わることは無限だと、また思ってしまう。

ネットを張ることや巣を作ることも時間はかかっている。
人間の解釈で言えば、手間のかかる作業。
手抜きしちゃえばクモも蜂も次がないわけで、彼らは一生懸命やるだけだ。

小さな生きものたちにも教わることは多い。
蜂には刺されたくはないけれど。
自然界にはヒミツなどなく、「どーぞご覧ください」と言われているようだ。
秘密保護法案なるものも全く関係のない話かもしれなくて
蜂蜜保護法だったらきっと歓迎されることだろう。

ダジャレもおしまいにしないと笑われる?





2013年11月18日月曜日

Cavolo  Nero (カーボロ・ネロ)



              朝日を受けて輝く「黒キャベツ」

そろそろ冬眠が近づいてきたウラの畑。
Pマンは随分秋まで路地でも頑張ってくれたが、先週で終わりとした。
霜が降りた朝は野菜まで震えていたが、最後の一個が貴重に思える。

淋しくなった畑の中で、ひと際?輝いているのが・・・
Cavolo  Nero (カーボロ・ネロ)
原産地は地中海沿岸。
山間の土地でもしっかり成長し、寒さにも負けないのだから不思議です。

ウラ話。
Sは最初直播きしたが成長不完全で「これは駄目かなぁ〜」と諦めかけた。
再度試みとした方法は、ポットに種まきし移植。土も野菜くずや腐葉土で。
結果はご覧の通りで Vサイン!
無言の「土」はしっかり応えてくれた。かな?
寒さも何のその、葉の表面はちりめんでしっかりしていて、煮くずれしにくい。





アブラナ科の非結球キャベツ
和名は「ブラックキャベツ」
栄養価も白菜より高く、
ビタミンやミネラルがある。

一個に2〜3枚×5〜6個に使うと・・・
あっという間に10枚以上消費する。

来年はもう少し植えたいねぇ・・

2013年11月14日木曜日

Twilight   Zone


            〈 小岩井農場道路から西を見る 〉


時計の針を見間違ってしまった?、と驚くほど日没が早くなった。
夕方5時前にはライトが必要で、冬至を過ぎるまで諦めるしかない。

今朝は盛岡市の最低気温−3,5℃だって!ウチの中が暖かいのが申し訳ないくらいだ。
ストーブに入れておいた薪が朝まで頑張ってくれたおかげ。
寒い冬に薪割りをやっておいた「貯金」が動き出したわけだが、使い切ることだろう。


小岩井農場の牧草地には、適度な間隔をおいて楢や樫の木が立っている。
火山灰の土地を、30年以上かけ開墾し築いた先人たちの贈り物の一つだ。
苗から育てられた楢の木が、夕焼けにたたずんで西日を受けている。
シルエットがトワイライトの中に映え、刻々と変わる景観が見事だった。

たまたまその時間に通り、つかの間のひとときを独り占め・・ふふふ。
写真は一瞬。ライブは常に小さな変化も楽しめる、ということデス。
 (それにしても携帯電話のCamera機能の進化!)

2013年11月12日火曜日


星に願いを



《昔暮らした家の和室にあった「書院」をトップライトに》


夜空の星が日ごと輝きを増すようになった。
夕方の気温が一気に下がってくる夜は更に輝き、思わず北斗七星を探してしまう。
柄杓の形をしていて、最もポピュラーな星座。次はカシオペアか。

一番近い星は太陽と言われても、エネルギーがあり過ぎて受け入れがたく
今見ている星も何光年も前と聞いても、これもまた理解しがたい。
ロマンで見るか、物理的解釈を交えて聞く?というところ。



今朝はこの秋一番の冷えだった。
昨日まではなかった雪が、岩手山の山並みを白く染めていた。
全国的にも冬型・・山を見てると納得できる。
家の周囲には雪はなし。(まだ要らない 鉢物の世話が残っている)


「When you wish upon a star」
夜空を見上げ思い出すのは、ウォルトディズニーのピノキオと
日本語で歌っていた母のこと。
星に願いをかけたところで叶うほど甘いものではない、と現実的には思っても、
心の中で止めておけず思わず空を仰いでしまう。。

ピノキオは自分が他の人と違うことで悩み、
アンデルセンのアヒルの子も他のハクチョウと違うことで心痛める。。
心優しい人ほど悩みは尽きないとも言うけれど、ピノキオもきっとそうだったのね。


山に雪が降らないと困る人は多いが、ほどほどの積雪と寒さであってほしいと
人間勝手なことを願ってみたり・・







雪が降っても空が晴れていても
全く関係ない顔をしているペアの鶏。
基本的に常時離れず行動をする。
少しでも行方不明になると
互いを呼び合うような鳴き声に・・
(オシドリ夫婦はこれが語源?)

人も見習うべきなのか
or、鶏に自立がないのか。

2013年11月8日金曜日


文化遺産と「偽装」


《雫石竜川 / 山の遠くにうっすらと見える虹》

町をさまようように車で走ると、「今ひとつ」だった紅葉も「それなりに」美しく
川岸はすっかり晩秋を迎えているが、雨上がりにかかった虹がメリハリをつけていた。
人工物がないところは原風景のように佇んで、
3ヶ月前は洪水になった場所なのに、自然の回復力に驚かされた。
遥か昔から築き積み重ねて来ただろう文化遺産の一つ

















住んでいる雫石町は面積609㎢。
山の手線が外内両方すっぽり入るほどの
広さを有している。

日本の百名山にも名を上げている岩手山があるが、
民間最大の農場「小岩井」もこの町にある。

何て広い!と思うが、季節それぞれの美しい表情を映し出し、
西から東から、わざわざ写真撮影に集まるカメラマンも多いと聞く。

なぁ〜んてまるでパンフレッットにあるような事を書いてしまったが、
今の季節は朝の凛とした空気もPRしたいなぁ・・・と思ってしまう。
ただし「早起き」が前提だ。







今の気温ではトマトももう赤くなれず
青くなったままだが、
美味しい利用方法を土地の方から聞いた。
「塩漬け」にする、と。


大きさもみかんのSサイズだろうか?
ワタシはアレンジして         
塩水に一晩浸けてから翌日「ピクルス」にした。

これが思ったより美味しくて、これぞ地産地消だと感激する。
ムダにしたくない思いと、美味しく食べたい!ハーモニ〜。
(写真の右/落花生も雫石産)

そんな時、
喜んでいいのか悲しんでいいのか、異なる二つのニュースが前後して入ってきた。
「和食」が世界の無形文化遺産になる・・・
「偽装表示」が次々発覚。

ブランド化してどんどん差別化が進む業界と、それを求める消費者。
食のグローバル化の進展は止められず、以前に戻るのはむずかしい。
地産地消は流通コストのロスも最小に押さえるけれど、1年のサイクルでやり通すことは
もっとむずかしく(米は100%の自給率だが)食べる側の考えも改めないと、と。

無農薬無肥料の米は直接農家の上野さんから入れていただき、自慢の米。
化学調味料も極力キョクリョく使わないよう、
デザートも手作りテヅクリに心がけている。
そんなイロイロなことを、食を提供しながら常に考える。
当たり前に、やっていくこと=継続していくこと。
それしかないのだなぁ・・・と。



2013年11月2日土曜日


暖かい霜月


























 〈 朝8時 /  中庭のもみじ 〉

顔を出したり引っ込んだり、今朝の太陽は気まぐれそのもの。
今年は常にそうだったような気がするが、一瞬の晴れ間に嬉しくなる。
ウラの畑からも、岩手山がはっきり見えた暖かい朝。

透かして見る空の色は張りつめているような気配もなく、
わずかな色の変化、見逃さないでね。と言われているようだ。

見逃したくないと言えば・・・
見たいTV番組に間に合わなくても事前に録画ができること
まもなくやって来る?獅子座流星群。数年に一度かの日食。
今なら日本シリーズ戦も。
容疑者らしき人物を追跡する警察官にとっても、見逃しは許されない。

カレンダーに書いたスケジュールの日にちを見逃してしまい
用事をすっかり忘れてしまったことがあった。
電話が来て「明日でしたよね?」とボケてしまい恥をかいてしまった事もある。。
うっかりミスも1回ならまだ可愛いが、続けてやると穴があったら入りたくなる。。










「秘密保護法」なる気になるものが浮上している。
個人情報の漏洩の問題などもひと頃騒がれたが、もっとコワイよ〜な気配も。
国の特定秘密を取り扱えるのは、
大臣や政務官や「適正評価」を受けた公務員などに限るとして、
秘密対象を決定する過程や、何の情報が秘密に指定されるのかは見えない。分からない。
つまり、国のヒミツは表示されないと言う事と理解したらいいのだろ〜か?

ヒミツだよ、と言われると知りたくなるのが人間だが、何だかやっぱりコワイ。


今日は日中も晴れ間が続き、ウラのトリは解放宣言で散歩を満喫していた。
雌鳥はまもなく鶏舎に戻ったが、雄鶏はテリトリーを広げるかのように
どこまでも地を歩く。って、迷子になっただけかもしれないが。

適度な時間の解放に、お客さまも微笑みながら眺めている。
「大丈夫なんですか?」と心配の声もいただき、見守りに追われる時も。。。