2014年5月30日金曜日


Labor day......





                  《 サワフタギ @ウラの畑 》


ヒグラシがおとといから鳴いている。いきなり夏になってしまった。
盛岡は30℃。町のバイパスに表示されたパネルも29℃を差していた。
秋には美しいアイスブルーの実をつけるサワフタギ、
満開の花で今年は大当たり・・と言うのだろうか。




煙突の高さを超えるほど成長した栗の木と
コナラの木の上の方の部分だけ切ってもらった。
午後には終わると思っていたが
時間がかかり、終了したのは6時だった。

慎重に冷静に、落ち着いて丁寧に
2人掛かりで確認し合いながら切ってゆく

今までも何度も見ているけれど、
やっぱり大変な作業だ。。しみじみ。。










車に積んで運んで、割って積み上げる。
枝に付いた葉は切り捨てながら。。。

単純な作業だが1日では終わらない。
来年の冬はこれで持つかなぁ??
(3日目でやっとここまで)





運搬車と一輪車がフル稼働。
何台あってもこれで良い、とはならない。
日が長いぶんだけ働かされる?

蟻のようにまめまめしく
行ったり来たり・・・




上から大量に降ってくる「ナラの花」
とても花とは言いがたいが「花」らしい。

掃いてもはいても降って来て、
ヒッチコックの映画のようだった。

断熱材になりそうね。。
と、言いながらいい加減イヤになりつつ。



《 春に5本切ったけれど、さっぱり変わらない?》

 急に暖かく(暑く)なり、出会いたくないモノまで時折不意打ちかけるよう現れる。
 住んでいるからこそそんな厳しさも感じることが多々あるけれど、
「この町で生まれて育って働いているけれど、ここに来るといつも嬉しくなりますよ」
 木を切ってくれたKさんからそう言われ、はっとした。

 「魚の目に水見えず」
 その通りかもしれない。
 




2014年5月27日火曜日



 0,1%



 《 アートな壁面 / 晴子谷地とある小屋 》

数年前に見つけたお気に入りの小屋(とは言えないほど立派)
春や秋、時には冬にも出かけた場所。
今年は行く時間がない。けれど、アーカイブという事で。


離れて撮ると・・・


フランスで見かけたような風景が広がっている。
手入れされた周辺環境に圧倒される。
果木や葡萄棚、

火山灰が降った地で
これだけ見事に管理するとなると庭師が必要だ。
物理的肉体的精神的に無理だなぁ。

「参りました!」






スープの試作?を頼まれ、隣町のTさんの工房にお邪魔をした。
ベースになるジャガイモマッシュとタマネギを準備万端用意して待ってくれていた。
原材料は90%以上自家で採れたものだから心強い。


試作しながら塩分の検証。
料理のテキストに書かれている「少々」ほどむずかしいものはなく、
水分も火入れしているうちに蒸発するし、比率に悩むのは共通している。
事前にイロイロ調べ自分なりに出した答えは、0,5~0,6%の塩分だったが.....





  試作?ポタージュベースの三種
  トマトとジャガイモの割合を
  変えて作ってみた。
   
  ジャガイモとタマネギだけの
  シンプルな味。
  キタアカリは粘りもある。




  


  夏や冬でも塩分は変わるが、みんなで試食し0,5 %がいいという事に。
  辛口甘口それぞれ違いはあるが、野菜の味が損なわれいようなパーセントが0,5。
  たった0,1%しか違わないのに、その差がそれ以上に感じられる。
  「随分違うもんデスね〜」
  
  ところで、4月から3%上がった消費税
  果たして上昇の実感が出て来るのはいつの頃だろうか? 
  

 



黒豚とタカキビのテリーヌ
タカキビの比率は15% ヘルシーに。
トップに月桂樹の葉を載せて焼く。
   おまじないではない・・・・。


 K&Kからもらった苺1,2kg。頑張ってジャムにしよう!
            注:左端はマグネットの苺・・

2014年5月21日水曜日



 新緑全開


《 ルバーブの花/ ウラの畑 》

五月晴れの中、次々と田んぼに水が張られてゆく。
岩手山も「水鏡」に映し出され、風が吹くと一緒になってさざ波立つ。
農村の田園風景は今が最も美しい。




 《 新緑ケーキ? 》


バースディケーキを頼まれて2台焼く。
パティシェではないので、レシピに沿って慎重に。
スポンジは春のようにふんわり焼けた。
170℃で45分より、160℃で60分の方が上手く焼成できることを確認。


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暗闇の中に浮かぶ教会の明かり
時折かすかに響く誰かが歩いている音
はるか彼方山の上にも灯りが見える。

電気や水を効率よく引く為に
幾つかの集落があったり
小川近くにポツンと一軒家があったり
どんな所にも人は住んでいる、
生き方次第か。




《 泊まった部屋の窓から 》
 
 木の後ろに見えるのは自転車道
 地形がフラットなデンマークでは
 国土一帯必ずと言っていいほど
 何処へ行っても自転車専用の道路が・・・。


 おじさんがジョギングしてたり
 犬の散歩や、荷台にカゴをつけ買い物に出かける人
 ぼんやり見てたが7人は通ったかなぁ。。
  
 日常の一コマ。
《 夕方の表情 》

   

 最後の朝はよく晴れた
 空港まではタクシーで / 1700円ほど。 
  
 1979年に両親とデンマークにやって来たという
 モロッコ出身のドライバー、
 35年前は15歳だったという彼は
 国の進展と共に暮らして来たが、この10年で
 大幅にまた変わって来ていると
 モロッコ訛り?の英語で語ってくれた。
 9年ぶりの訪問で「やっぱりね」。

  





                              《 朝の表情 》
  


 「日本の常識は世界の非常識」
よく聞く言葉だが、社会のシステムや習慣がその国々で異なるのは当たり前
銀行がお昼で終わったり、昼休みに会社に電話をかけても取り次いでくれなかったり、
無人の駅が多く改札口もなかったり(理由は分かるが)
訪問してブザーを押してもベルが鳴っている間にしかドアが開かなかったり
「どうしてこうなるの?」と思う時も昔はよくあったけれど
理解できたこともある。
縦のモノを横にはしない、ような事にも出くわしたけれど、
心地良いと思える方をヒトは何となく受け入れる習性があるように思えてしまう。

旅の記憶を抱えつつ、地に足をつけGoing my wayと行きますか。
 
                           記憶の整理  / 終



 
 
  

2014年5月16日金曜日


空を覆う


《 どこまで伸びるの 新緑が空を浸食する 》


見上げてごらん 空の青
この1週間で若葉は鮮やかに芽吹き、まるで空に蓋をする勢いだ。
シンボルの栗の木にコナラの木が台頭し始め、二者とも譲らないその状況に
ワタシたち人間が介入する決断をした。


フィンランドでは、「森の精霊」が木々に宿ると言われている。
寒い分だけ成長も遅いが、伐採する時には木の周りを5回グルリと回り
「切ってもいいですか?」と心で対話する。

アニミズムだなぁと思うと同時に、日本でもお神酒を備えたりすることを思い出し
自然を敬う=木がないと人間も困るのだものね、脅威も合わせて持っている。


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 @ Copenhagen

歩行者天国の発祥の地である
「ストロイエ通り」

今回はパーカッションのグループ。
リーダーは40歳代の方
若い女性5人は大きな太鼓
男性3人が小さい太鼓・・・フシギ






遠く離れた通りからもビート感あふれるリズムに沢山の人が集まってくる。
演奏終了後に、若い女性がシルクハットを手にとりワタシたちの前を回って来た。
「よろしかったらどうぞ」
以前もそうだったが、レベルの高いパフォーマンスに呼応しあい一体感の観客たち。
ひとときとは言え濃密なライブステージを楽しんだ。




霧雨の中、アーモンドの唐掛けを売っていた。
日本の綿菓子を思わせる甘い香りにつられ一袋。 約120円

年期の入った銅の鍋で黙々とグラニュー糖を煮詰めてゆく
脇目も降らず淡々と。

忘れていた夏のお祭りがなぜかだぶっていく。






             こちらの教会の前では
             バイオリンで「My way」
             あまりにも上手すぎて、
             とても素人とは思えない。
             公開練習しているような感じ。




           

Danish lunch

大麦 ライ麦など合わせたパンに
海老とトマトのマッシュをサンド

セミドライトマトのマリネとコールスロー
固くて小さめだったが、
質量多く、お腹いっぱい!
良い意味で「見かけ倒し」。
味? Gooood!
ハーブの使い方、参考になるなぁ。。




                           記憶の整理 /  ⑦



2014年5月11日日曜日


ルイジアナ美術館 


《 ジャコメッティと対話? 》

何だか肌寒いGW後、またストーブに火を入れた後で知った「熊本30℃?」
それでも木々の葉は青々と広がり、鳥たちのために止まり木として一役買っている。
「春を食べる」
コシアブラ・たらの芽・うるいやシドケなども出始め、本格的な山菜シーズンだ。



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ルイジアナ美術館は3度目の訪問だった。
人気がとても高く、火曜日から金曜日までは夜10時までのオープンだ。
展示の仕方や間合いの取り方、レストコーナーのしつらえ、カフェ、
美術館としてだけではなく、空間やカジュアルな庭の居心地良さは変わらず、
1日居ても飽きさせない、と言うのは過言だろうか。

写真撮影もOKだ。日本の美術館は・・・?
チェック(監視?)の方も一応居るが、スナフキンのようにウロウロさまよう感じ。
黙って座っている方が苦痛だし。。労働環境が異なるのか、自由な印象。




《 美術館の中のカフェとレストラン 》
暖炉が中心にあり、とても和やか。
扉の向こうは外のテラス席


そのまま降りるとバルト海に出られる。
カモメが庭を歩いて「コンニチハ」
デンマーク語ではなかったね。






あいにくの曇り空でちょっと肌寒かったけれど
大人も子どももシニアも、つまり誰でも楽しむことができる仕掛けがある。

要所要所に車いすのリフトもつけられ
動線も緩やかに、疲れないようにと配慮が至る所にあり、いわゆるユニバーサル。





美術館は住宅街の真ん中にあるが、一線を画し
周囲との調和を上手に図っている。

駐車場も離れている。


こんな小さな玄関で最初は驚くが
一歩中に入ると、その奥行きにまた驚かされる。

天井は低く、歩きやすく
大英博物館 のようなイメージとは対極。


なかなか終わらない「記憶の整理」だわ。
整理してどうなるのかな?と、自問自答もしつつ連ねる記憶。




                        記憶の整理 / ⑥














2014年5月6日火曜日


「春」を食べる




《 栗とナラがドッキング 》

よくぞここまで成長するものだと、空を見上げ感心する。
お互い競うように背が伸びて、ついに空中で手をつないでしまった。
下界のヒトは何を思うか、春の光に眩しさを感じとまどう始末。








風に吹かれ、
見事に桜吹雪が舞う中
鶏をじっと観察していたら
散った花びらをパクパクついばんでいた。

鶏にも春が分かるようだ。。。



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ミュンヘン市 / Pinakothek der Moderne 

《 物差しのピースのようなものがモダンなオブジェに》

《 メリーゴーランドの立体バージョン?》
《 原石・研磨したモノ・真鍮その他 》


「Moderne」は、20~21世紀にかけての建築やグラフィックアート、
デザインなど展示してある現代美術館。

ありとあらゆる造形活動の流れをたどることができる。
家具や車、照明器具、ラジオやステレオなどのエレクトロニクスなどに至るまで
この100年の間、ワタシたちの生活様式も随分変化したものだ。
社会の変遷・・とは言うが、ワタシたちがいるのが社会なのだから
「変化」を求め選択し進んでいる、ということで「進行形」は止まらない。


興味深いことがあった。
見学に来た小学校の低学年児童たちがいて、輪になって何か話し合っている所に遭遇した。
小鳥たちがささやくような静かな語りで、先生2人もとても控えめで驚かされた。
しばらく眺めていたが、その状況は変わらず、
「元気よく」「もっと大きな声で」・・でなくてもいいのよね、とRに伝えたくなった。

                             記憶の整理 / ⑤