2014年7月31日木曜日


  
trap

















林を吹き抜ける風が変わった。
いつものように歩く道はいつもと同じはずなのに、
流れる風が違うと、目の前に広がる景色まで違って映る。
そう言えば、梅雨が開けたのは2、3日前だったか。

いつものように歩いていたら突然、「何か」が顔に覆い被さって来た。
ギョッとしつつ
クモの巣だとわかった瞬間、手で振り払う。
壊されてブラブラ、宙に漂うようなネットをよくよく観察すると
黄金虫が引っかかっていた。

いつものように新聞を取りに行く途中、黒とシアン色の綺麗なカラスアゲハを見つけた。
羽根をパタパタと、群青色が目に鮮やかに入って来た瞬間、空へ飛んで行く。
虫たちにとっても暑く短い夏だ。









ひっくり返っていた身体を反転させ
「ジージー」と鳴く。
黒いボデイに茶色のラインが美しい。
こんなデザインのスカートが
あったような気がするなぁ。





  《 アブラ蝉? ミンミン蝉? 》


畑の胡瓜はかれこれ40本以上採れている。
ピクルス瓶詰め脱気終了。お次は醤油漬け。奈良漬けはハードル高し、だ。
ボウリングのピンのように沢山ぶら下がっている茄子。
インゲンは言うまでもなく・・・・。


明るいニュース、心が痛みそうになるニュース。
一人つぶやいても変わるわけでもないが、
畑の野菜が食べられること、青い空を深呼吸して見上げられること。
本を読みながらゆっくり出来ること、
電話で「元気だった?」と互いを確認できること・・・ etc.

当たり前のことが難しい。










どこまでも一緒
いつも一緒
看板鶏

2014年7月26日土曜日


家事場の力


《 葛の花》


忙しい「フリ」して、うっかり畑の存在を忘れていたら大変な事になっていた。
白瓜が、茄子が、インゲンがお化けになる寸前の滑り込みセーフ!
ルッコラは大威張りだし、ラディッシュは土の上でもはやご隠居モードに・・・。

冷夏だからと思っていても、降雨量が少ないと野菜たちはどんどん成長するのだと、
今頃になって思い出すなんて。
雨が少ないと花は落ちることなく実になるのだから、その数だけぶら下がっている。
胡瓜は頑張ってピクルスにしよう。
アリとキリギリスの話も思い出すが、アイテムの多い家事場は常に闘いだ。



「この花は何ですか?」
葛の花を知らない方は結構いる。
ヤギがいた時はムシャムシャ食べつくし、花を見ることなく一掃されていたのに
今はちょっと油断すると蔓が触手を伸ばし、まるでジャングルのようになってしまう。
いつもの事だが、
植物の成長に溜め息つきつつ草取りなどのムダな抵抗をしている。






2回目刈り払い後
今は鳥足升麻が満開で夏らしい装い。

(携帯おまけカメラは綺麗に撮れない)
腕が悪いだけかもね。

2014年7月19日土曜日


93年間の想い




 
庭の草取り枝採り2時間半・サウナ状態になる。
    
胡瓜は不思議な野菜。
花が咲いたと思いきや、
高速カメラで早撮りしたかのようなスピードで実になるのだから。
茄子も近いが胡瓜には負けている。
対し、トマトは日照不足か気温のせいか、青いままだんまり作戦だ。
やっぱり赤の季節が恋しいわ。



















《 昔の食糧倉庫群 / 2013 April
      @秋田公立美術工芸大学 》


93年前の「恋文」が見つかり、その一部が新聞に載っていた。
川端康成と、結婚予定だった相手、伊藤初代サンの手紙と本人未投函の「返事」。
ノーベル賞作家の名を世界に残した川端氏が書いたのは、22歳頃。
とても普通で正直で、ストレートな心情そのままの内容だ。

メールの時代になり「文通」という言葉もすでに忘却の彼方。
気に入らなければ、一瞬で「Delete」が待っているメールに比べ、手紙は躊躇する。
そうは言っても暫くは保管する? 93年間は逆立ちしてもNo way・・



写真の倉庫群は80年前に建てられた、秋田市にある国立農業倉庫。
米の受給倉庫として近年まで使われていたとか。
古い建築物は新たな文化施設として保存され、心象風景として当時を語りかけてくる。
軒が深いのは雨や雪から建物を守るためだけでなく、
荷の積み降ろしが楽にできるように、という配慮も。

今は、学生が研究室や制作室に使用しているスペースにもなっているらしい。
近代的な大学の建物が対峙してあり、今と昔のコントラストも面白い。
あと、13年経過すると93年になるわけで、
入学〜卒業と、3ラウンドでそうなるわけね。







   白桃のコンポート+
      レアチーズ+スポンジ

   コアントローを効かせます。
     

2014年7月14日月曜日




二人称の夏





















       《 大船渡市 / 魚市場・展望デッキから 》



仕事の都合から3年ぶりに沿岸方面に出かけた。
数えきれない犠牲者数が出た事は記憶していても
時間の経過と共に、各地の事情は遥か彼方へ流れていく。


「語り部」の三好さん、72歳。
母を目前で、親友が一瞬で、我が子が、恩師が、兄妹が一瞬で消えて、
フィクションではないんです、と。
移動しながら90分、いっときも休む事なく語ってくれた。

陸前高田市では、1790人が犠牲になったが依然不明者が20数名いると聞いた。
大型クレーンや重機、工事関係車で静かな賑わいはあれど、
すっかり草が繁茂し、瓦礫も一部を残し片付けられていた市内は、
かつては住宅地、市役所や公民館だったと聞いても分からない。

「皆さん想像つかないと思います」


展望デッキから見る限り、いつもの爽やかな沿岸の夏だ。
カモメが空を飛び、海面に漂う船や漁をする人たちが歩いている。


被災地は皮肉にも「あの日」を語る観光地に変わった。
日々更新されていく事柄だけど、僕は忘れないで伝えていく



絶望のとなりに
だれかが そっと腰かけた
絶望は
「あなたはいったい 誰ですか」
となりのひとは 微笑んで
「私の名前は 希望です」
                 /希望の歌(やなせたかし)



曲がりそうになっていた背中の芯が、すっと伸び
目の前の空間に思わず両手をかざしてみたくなるような感覚。
空を見上げ、自由に飛び交うカモメを眺めてしまった。



































2014年7月7日月曜日



南瓜のつぶやき





樹木の枝先についた葉はピタリともせず、無言の蒸し暑い一日。
昨日は冷夏かと思い、今日はやっぱり暑くなるのネ、と
変動に振り回されるのもどうかと思うが、
久しぶりに蝉の声を聞きながらグルグル一周心地よい夕方の畑だった。

腐葉土に含まれている養分が地中に浸透しはじめている。
カボチャが奇麗な球体になって土の上に鎮座している姿に感激。
これまでも、花は何度かつけたが結実に至らず失敗ばかりの夏だった。
今年は何個か行けそうだ。。。












打ち上げ花火のような玉に成長中
秋にはカボチャのパイを焼きたいナ
「上手に焼いてくれる?」
耳を澄ませば応えてくれる、か。

                    

こちらはキュウリの花
南瓜に胡瓜、どちらも「ウリ科」だ
今朝は5本採れて♬





仮払い1回 / 清々として下界とは無関係?
・・・だと良いけれど。
狸にテンにアナグマ達のパラダイス
熟した桑の実は鳥たちに上げよう
本当は採る暇がないだけですが。


2014年7月3日木曜日



重なりの7月

 

   《 抹茶と大納言/ cheese cake 》


足首にプロペラつけて飛んでいるようにバタバタしたまま7月を迎えた。
重なる時は重なるもので、
何もない時は何もないが(当たり前)
ある時に限って積み重なるように「何か」がやって来る。
暗示であり試練でもあるかと、受け止めて歩いていくわ〜。
2014年、後半に入っている。









町の消防演習は朝7時から。。
18台の消防車に救急隊
フィナーレは消火作業のアトラクション
白煙上がるは「水しぶき」

傘を差して高見の見物・・
















夏らしい一日
朝から終日解放され、木陰の中で昼下がりのひととき
「何が起きても不思議はないよ」
世の中の喧噪とは無縁で元気いっぱい走っていた。


 《 大きな栗の木の下で、アナタとワタシ 》